心理学テクニック集(目次)

ひとつの心理学の原理・原則は、他の原理・原則と密接に関連している。それら関連用語のネットワークをインプットしておけば、より効果的に心理テクニックを使えるよ!
【注意点 】
同じ原理・法則であっても、分野によって使い方が大きく変わることがある。
日常で活かすのが難しい心理学用語は、基本的に扱わない。
※ 認知心理学、社会心理学は、別ページに移動させました。
行動経済学の用語
● 行動経済 (↓)
性格心理学の用語
● 性格心理 (↓)
臨床心理学の用語
● 臨床心理 (↓)
学習心理学の用語
(学習心理・教育心理・学校心理・発達心理・行動分析学)
● 教育、学び (↓)
● 行動分析学 (↓)
深層心理学の用語
(フロイト、ユング、アドラー)
● 深層心理 (↓)
ポジティブ心理学
● ポジティブ心理 (↓)
その他の心理学
● その他の心理 (↓)
心理学の原理・法則・効果(原理別)
行動経済学の用語

行動経済
● ナッジ理論
人々の選択を強制することなく「ちょっとした工夫」によって望ましい行動をさせる心理テクニック。例えば、ランチメニューの最初をヘルシー食にする。
● プロスペクト理論
不確実な状況における意思決定を説明する理論。確実性効果、ゲイン・ロス効果、損失回避の法則などの元になる理論。
● 確実性効果
確実な選択肢を過剰に評価する心理。不確実な利益より確実な利益を好む傾向。
● ゲイン・ロス効果
同額の利益と損失を秤にかけた時、利益よりも損失回避を優先する心理。利益より損失に対する恐怖のほうが大きい。
● 損失回避の法則
リスク回避を優先するが、時に利益喪失を回避するためにリスクを冒すことも。
● 決定回避の法則
人は新しい選択肢よりも、慣れた選択肢を選びがち。選択を間違って損するくらいなら何も選ばない。
● 選択のパラドックス
選択肢が多すぎると、逆に何も選択できなくなるという心理。情報処理の負荷がかかり、逆に満足度が低下してしまう。
● コンコルド効果
すでに多額の投資をしているプロジェクトや事業は、損失が確実であっても中止することができなくなる。
● ギャップ効果
期待と現実のギャップ(差)が大きいほど、強く印象に残る。人は予想外のことや想像を超えることに驚き、興味を引かれる。
● コントラスト効果
あるモノを別のモノと比較することで、その印象が実際よりも大きく変化する心理メカニズム。
● デコイ効果
選択肢の中に、明らかに劣ったものを混ぜることで、他の選択肢の選好度を高める。コスパの悪い商品を混ぜることで、コスパのいい商品を買わせる。
● デフォルト効果
選択肢から何も選んでいない状態をデフォルトと呼び、そのデフォルト状態が人の判断や行動に大きな影響を与える心理現象。
● ピークエンドの法則
一番楽しかった瞬間(ピーク)と終了時の気持ち(エンド)に基づき、そのイベント全体を判断する傾向。盛り上げ方と終わり方が大事。
● エンダウメント効果
自分が所有しているものを、手放したくないと感じる心理。自分の家や車は、他人が下す評価よりも高く見積もってしまう。保有効果とも。
●ハードトゥゲット・テクニック
「簡単に手に入らないものほど価値がある」という心理を利用し、相手からの好意や信頼を得るテクニック。希少性の原理の応用。
● 滑り台効果
一度何かを始めると途中でやめることが難しくなる心理。例えばダイエット中、少しだけ甘いものを食べたことをきっかけに暴飲暴食。
● シズル効果
音、香り、視覚など五感を刺激することで購買意欲や食欲を高める効果。ステーキを焼く音やフライを揚げる音など、美味しそうな音で食欲をそそる。
● スノッブ効果
他の人が持っていないもの、手に入りにくいものに対して魅力を感じる心理。みんなと同じはイヤ。逆張り効果とも。
● ヴェブレン効果
値段が高いほど、その商品価値を高く感じる心理。高価なものを持つことでステータスや地位が上がったように感じる。
● ディドロ効果
高価なものを手に入れると、それに似合う高価なものがさらに欲しくなる心理。新しい服を買うとそれに合う靴やアクセサリーも欲しくなる。
● 口コミ効果
商品やサービスなどが、人から人へと伝達され情報が拡散していく現象。認知度、信頼性、購買意欲が向上する効果。
● マッチングリスク意識
選択や決断をした後、それが間違っていたのではないかと後悔したり不安になったりする心理。リスク回避の本能から生じる。
● バイヤーズリモース
商品やサービスを購入後、失望や後悔などのネガティブな感情を抱く心理状態。
● サリエンス効果
目立つものほど記憶されやすく、行動に影響を与えやすいという法則。人の注意を引きつけ、行動を促すための心理テクニック。
(目次に戻る↑)
性格心理学の用語

性格心理
●セルフハンディキャッピング
自分の失敗を説明するために、事前に自分に障害を課す行為。自尊心を守ろうとする心理メカニズム。例えば、重要なプレゼン前に体調が悪いアピールをする。
● MBTI性格診断
ユング心理学に基づいた性格診断ツール。正式名はマイヤーズ=ブリッグス・タイプ指標。4つの指標から16タイプに分類。
● エニアグラム
人間の性格を9タイプに分類する性格診断ツール。完璧主義者・助ける人・成果主義者・個性主義者・観察者・忠誠型・楽観主義者・挑戦者・平和主義者。
● ビッグファイブ
人間の性格を5つの因子で説明する理論。開放性、誠実性、外向性、協調性、神経症傾向の5因子の強弱から分類。
● カラー性格診断
色と性格の関係性に基づいて、人の性格や心理状態を推測する診断法。様々な方法や理論に基づいたカラー診断が存在する。
● グリット
目標達成のために最後までやり抜く力のこと。才能やIQよりも、グリットこそが成功を左右すると言われている。
● 自己決定理論
人間のモチベーションの源泉について説明する理論。「報酬と罰」のような外的要因ではなく、内発的動機づけに基づいたもの。
● ソシオニクス
ユング心理学とケンピンスキーの情報代謝理論を基に開発された性格診断ツール。MBTIよりも詳細な性格診断ができる。
(目次に戻る↑)
臨床心理学の用語

臨床心理
● ABC理論
人の感情は出来事そのものによって直接的に決まるのではなく、出来事に対する認知によって決まる「出来事→結果」ではなく「出来事→認知→結果」
●アンガーマネージメント
怒りをコントロールするための心理トレーニング。具体的には6秒ルール、アンガーログ、アサーティブコミュニケーションなどがある。
● ストレス解消効果
ストレスホルモンの分泌を抑制し、心身の緊張を和らげる心理メカニズム。
● リラクセーション
ストレスを解消し、心身をリラックスさせる方法。深呼吸、瞑想、ヨガなど。
● レジリエンス
ストレスやプレッシャーに負けることなく目標に向かって努力し続ける力。ストレス耐性、適応力とも。
● 瞑想
雑念を払い意識を集中、心を落ち着かせる精神修行法。ストレス解消、集中力向上などの効果がある。
● 行動療法
問題行動を改善するための心理療法。悪い習慣を正すためのテクニック。古典的条件付け、オペラント条件付け、認知行動療法などがある。
● 認知療法
メンタル面から行動を改善するための心理療法。ネガティブ思考を正すためのテクニック。うつ病、不安障害、摂食障害などの症状改善に。
● EFT (感情解放法)
ツボを刺激しながら過去のトラウマやネガティブな感情を解放する心理療法。
●ビジュアライゼーション
理想的な自分の姿を鮮明にイメージすることで、脳を活性化させる心理テクニック。イメージトレーニングとの違いは、視覚的なイメージに焦点を当てること。
● リフレーミング効果
情報に対する既存の枠組みを「別視点」からとらえ直し、より良い意思決定に活かす。失敗をネガティブ体験にするか「成長の機会」と考えるか。
● コーピング
ストレスや困難な状況に直面した時、心身の健康を維持するために用いる様々な方法。ストレス対処能力のこと。
● トラウマ
強い恐怖や苦痛を感じる出来事の後に生じる。これらの経験は、脳の機能に変化をもたらし様々な症状を引き起こす。悪夢・不安・恐怖・頭痛・胃痛など。
● メンタルブロック
「どうせダメだ」と否定的なイメージが浮かび、行動を起こせなくなっている状態。過去の失敗やトラウマ、周囲の批判やプレッシャーなどが原因。
● ガスライティング
他者を自分の思い通りにコントロールしようとする行為。言葉巧みに相手を混乱させ、自身の認識を疑わせるように仕向ける。
● 学習性無力感
努力しても結果が変わらない経験を繰り返すことで「何をしてもムダ」と諦め、行動することを放棄してしまう状態。
●ヤーキーズ・ドットソンの法則
適度な緊張はパフォーマンスを向上させるが、過度な緊張は逆にパフォーマンスを低下させてしまう。
● スポットライト効果
自分は他者から注目されていると過剰に評価してしまう心理。
● 暗示効果
言葉や合図などで、他者の思考や行動を無意識のうちに誘導するテクニック。
● 催眠効果
特定の手法を用いて、相手の潜在意識にアクセスする心理学的な技術。心理療法、自己啓発、パフォーマンス向上などに用いられる
● 燃え尽き症候群
仕事や勉強などを頑張り過ぎて心身ともに疲弊している状態。意欲喪失・無気力・疲労感などの症状が現れる。バーンアウトとも。
(目次に戻る↑)
学習心理学の用語
(学習心理・教育心理・学校心理・発達心理・行動心理学)

学習、教育
● ラベリング効果
人にラベルを貼る=イメージを植え付ける。ラベリングされた人は行動が変わる。期待効果と自己成就の予言から説明できる。
● 期待効果
人は自分に期待された通りの行動をとるようになる。ピグマリオン効果とゴーレム効果から説明できる。
● ゴーレム効果
教師の低い期待が生徒の学力を低下させる。
● ピグマリオン効果
教師の期待が生徒の学力に影響を与える。
● 自己成就予言
人は自分が信じていることが現実になるように行動する。
● アンダーマイニング効果
好奇心や喜びなど内発的動機づけによって行動していた相手に対し、報酬や褒美といった外発的動機づけを与えると当人のモチベーションが低下する。
●セルフハンディキャッピング
自分の失敗を説明するために、事前に自分に障害を課す行為。自尊心を守ろうとする心理メカニズム。例えば、重要なプレゼン前に体調が悪いアピールをする。
● モデリング
誰かの行動を観察し、それをマネることで学ぶ学習方法。例えば、スポーツのプレイスタイルや仕事のスキルを真似てみたり。
● 負の暗示効果
否定的な言葉やイメージのせいで、行動や能力が実際に悪化してしまう心理現象。例えば「君は出来ない」と言われると、本当に出来なくなる。
● 負の練習法
失敗やプレッシャーなどのネガティブな状況を想定して練習することで、本番でのパフォーマンスを向上させる方法。
● イメージトレーニング
実際に体を動かすことなく、脳内でシミュレーションを行うことで、潜在意識に働きかけるトレーニング方法。
● 刷り込み効果
繰り返し同じ情報やメッセージを受け取ることで、その情報が頭に定着し、行動や判断に影響を与える現象。インプリンティングとも。
●ラーニングピラミッド
学習効果と学習方法の関係を示したピラミッド型モデル。受動的学習より能動的学習のほうが記憶定着率が高い。
● IQテスト
知能指数(IQ)を測定するためのテスト。言語能力、空間能力、処理速度など様々な能力を測定する。IQ115であれば、同年代の約85%よりも知能が高い。
(目次に戻る↑)
行動分析学
● オペラント条件付け
自発的に行う行動は、その後に起こる結果により、その頻度や強度が変わる。例:宿題をするとお小遣いがもらえる。結果、宿題をするようになる。
● 条件反射
ベルを鳴らしてから犬に餌を与えるていると、犬はベルの音を聞くだけで唾液を出すようになる。古典的条件付けとも。
● 般化
ベルを鳴らしてから犬に餌を与えるていると、犬はベルと似た音を聞いても唾液を出すようになる。いわゆるパブロフの犬。
● シェイピング
小さな望ましい行動を強化し、徐々に目標とする行動に近づけていく動物訓練。人間に対しても有効。
● 消去
学習された行動を減衰または消失させる、オペラント条件づけと古典的条件づけに関連する概念。問題行動を減らすための心理テクニック。
● 社会学習理論
学習と行動に関する理論。人は観察と模倣により学習し、そこから得られる成果により行動を強化してゆく。
●ポモドーロ・テクニック
25分間作業に集中し5分間の休憩を取る、このサイクルを繰り返す時間管理術。時間を区切って集中することで効率性を高める。
(目次に戻る↑)
深層心理学の用語
(フロイト、ユング、アドラー)

深層心理
● 深層心理
脳は意識と無意識の2つの領域に分かれている。無意識の領域における心の仕組みを深層心理と呼ぶ。経験・記憶・トラウマなど。
● 潜在意識
意識と無意識の間にある心の領域。過去の経験や記憶などが蓄積されており、思考や行動に無意識的に影響を与えている。
● 夢分析
夢の内容を分析することで、無意識にある心の葛藤や欲求を理解する手法。自己理解や心理療法に活用されている。
● 防衛機制
不安、葛藤、ストレスなどの不快な感情から自分自身を守るため、無意識のうちに働く心の防衛システム。
● コンプレックス
様々な感情の複合体のこと。日本語では「劣等感」を意味することが多い。
● MBTI性格診断
ユング心理学に基づいた性格診断ツール。正式名はマイヤーズ=ブリッグス・タイプ指標。4つの指標から16タイプに分類。
(目次に戻る↑)
ポジティブ心理学の用語

ポジティブ心理
● 目標設定理論
高い目標を設定することで、モチベーション維持・パフォーマンス向上を図る心理テクニック。SMARTなどの手法がある。
● 自己暗示
潜在意識にポジティブな情報を送り込み、目標達成や人間関係の改善に活かす心理テクニック。
● 自己効力感
「自分ならできる!」と信じ込むことでモチベーションやパフォーマンスを高める心理テクニック。
● アファメーション
「私はできる。成功する。幸せだ」といった言葉を繰り返し自分に言い聞かせ、潜在意識に働きかける自己暗示法。
● フロー効果
時間感覚を失うほど、目の前の活動に集中している状態。高い集中力やパフォーマンス、達成感や充実感を感じる。
● マインドフルネス
余計なこと考えずに「今この瞬間」に意識を集中させるテクニック。集中力アップ・ストレス軽減・メンタル安定などの効果がある。
● コーチング
単なるアドバイスや指示ではなく、相手の潜在能力を引き出し目標達成や自己実現をサポートする技術。
● 成長マインドセット
能力は努力によって伸ばせる、挑戦や困難を学びの機会という考え方。逆に、能力は生まれつき決まっているという考え方は固定マインドセット。
●セルフコンパッション
自分の欠点や失敗を受け入れる、自分を批判したり責めたりしない、自分自身に対して思いやりを持つこと。
● ポジティブ思考
困難な状況でも希望を持つ、失敗を学びの機会と考える、物事の良い面に注目する思考法。ネガティブ思考はその逆。
● 楽観主義
物事は最終的に良い方向に進むと信じる性格。未来に対して希望を持つ、困難な状況でも諦めない。悲観主義はその逆。
● グラティテュード
感謝の気持ちのこと。人間関係の改善以外にも、幸福感向上やストレス軽減の効果がある。ポジティブ心理学の概念。
(目次に戻る↑)
その他の心理学用語

● 破損窓理論
壊れた窓や落書きなどを放置すると、犯罪や非行を誘発するという理論。周囲の環境が人の行動に与える影響。
● ジョハリの窓
自分から見た自分と、他者から見た自分を4パターンに分類したモデル。コミュニケーションギャップや誤解を解くの有効。
● 欲求のピラミッド
マズローの欲求階層説をピラミッド構造で示したもの。人間の欲求を5階層に分類、下から生理的欲求、安全欲求、社会的欲求、承認欲求、自己実現欲求。
●ゲーミフィケーション
ゲーム要素をゲーム以外の分野に取り入れ、モチベーションを高める方法。学習効果向上などの効果がある。
● ピークパフォーマンス
持てる力を最大限に発揮している状態。ピークパフォーマンスを発揮するには、心身のコンディションが良好であること。
● 自己一致原理
自分の内面(価値観)と外面(行動)を一致させようとする傾向。内面と外面に矛盾が生じるとストレスを感じる。
● ゲシュタルトの法則
人間の知覚は、個々の要素をバラバラに認識するのではなく全体を意味のあるまとまりとして認識する。脳の情報効率化メカニズム。
(本文終わり)
(目次に戻る↑)
[恋愛心理]
第一印象、親しくなる、誘い方 etc.
[ビジネス心理]
人間関係、チームワーク、交渉術 etc.
[マーケティング心理]
消費者心理、プレゼンテーション etc.
[学習心理]
やる気、継続、記憶、情報処理 etc.
[自己分析]
自分を知る、バイアス、性格診断 etc.
[自己啓発]
自分を変える、感情のコントロール etc.
[人心掌握]
人を動かす、無意識を操る、説得する etc.
[その他、心理テクニック]
人の気持ちを読む、メンタルヘルス etc.
[認知心理学の用語集]
記憶、知覚、思考、バイアス etc.
[社会心理学の用語集]
印象形成、感情と行動、コミュ力 etc.
[その他、心理学用語集]
行動経済学、ポジティブ心理学 etc.
[基礎心理学]
心理学の分野・分類・基礎を知りたい方に
[応用心理学]
どの分野で何を研究している知りたい方に
[記事まとめ @ ]
返報性の原理など、100記事
[記事まとめ A ]
マジカルナンバーなど、現在更新中
[TOP PAGE]
最新情報はこちらから!
(先頭に戻る↑)















